生薬には肌の調子を整えるものがいくつかあります。
黄耆(おうぎ)や挂枝などの入った漢方がよく使われます。新古方薬嚢という生薬の本には「ボク曰く、黄耆、外を補ひ、堅きを緩め、寒を除くことを主どる。故に、自汗、盗汗を治し、肌表の滞を消す」とあります。
皮膚の調子を整えて、固くなった角質を消して、汗っかきな体質を良くしてくれるようなことが書いてありますね。
また、挂枝の所では、「ボク曰く、挂枝、汗を発し、表を調ふ」ここでいう表とは、人間の一番表、すなわち皮膚のことです。
漢方の勉強会では、この2つの生薬が入った漢方のところで、「これ一年飲んどくと、どんなひどいニキビのゴワゴワ肌でも赤ちゃんみたいになるねぇ」と教えてもらいました。
またドロドロ血をとると、赤ニキビができにくくなります。油っぽいもの、お菓子、ジュース、ナッツ類を控えて、ドロドロ血を作らないようにするのも美肌への近道でしょう。
一般的には、やせていたり、筋肉がない虚弱な人には黄耆や挂枝を、筋肉があってガチッとした体型の人には、血をサラサラにする漢方薬が良いみたいですが、必ずしもこうなるとは限らないので、漢方薬局できちんと相談されるとよいでしょう。
また、お米の発酵液の入った物はお肌を再生してくれると聞いています。お試しあれ(^-^)